平日昼間の回を鑑賞。観客は20人ほど。下は大学生くらいで上は60代くらいまで老若男女バランスよくいました。
「混ぜるな危険!」を期待して見に行ったら、思った以上にしっかりとした見応えのある映画でびっくりしました。
物語のベースが英国の古典なせいなのでしょうが、ゾンビが大量に闊歩してそれに対抗するために女性に東洋武術を習わせたりするのが嗜みみたいなぶっ飛んだ世界観でも、まったく軸がぶれずにふつうに人間ドラマとして面白いことに、古典物語の力強さを感じました。主役二人エリザベスとダーシーの愛の行方にはちょっと感動してしまいましよ!
あとはぶっとんだ世界観故の面白さ、ドレスを着た女性がスカートの下に仕込んだ剣を取り出してゾンビをばったばった斬っていくシーンなどとても興奮しましたし、エリザベスとダーシーのお互いのすれ違った偏見がぶつかり合うシーンでのカンフーアクションなどもめちゃくちゃ見応えありました(僕は男女の絡みの比喩に、戦闘とというアクションを使うのが好きなのだということを、ここで改めて認識しました)。
あとはラストのオチが大変良かったです。ここまで期待通りなラストも珍しいというくらい、自分の予想が当たって痛快でした。
ゾンビ映画が少し苦手な人にも(グロ要素はあるけど、けっこう少なめ目でほかにむしろ目がいく)楽しめる映画だと思いました。