yukiakiの日記

映画とサッカーとジャンプと猫が好きな男の生存確認ブログ

映画『ズートピア』感想 苦いものも多かったけれど最後は美味しかったと満たされた良作

TOHOシネマズデイで映画が1100円で見られるので劇場に行き、評判が良さそうだったので観賞。観客は250人ほど。子どもを連れた家族連れが多かったです。

公式サイト → http://www.disney.co.jp/movie/zootopia.html

何の前知識もなく、ディズニーだし子ども向けだろうなと思って見に行ったのですが、予想以上に差別や偏見、いじめについてつっこんだ描写があって驚きました。

動物たちが仲良く暮らす街ズートピア、小さい者も大きい者もあらゆる動物たちへの配慮がなされた夢のような楽園都市にも、やはり種族間のいざこざや溝がある。それを剔るように描いていくのは様はなかなかに興味深かったです。

強い者(肉食動物)が弱い者(草食動物)を力でねじ伏せるといった分かり易いものから、逆に草食動物が肉食動物を狡猾に追い詰めたり、人の善意につけ込んで騙し騙されたりなどなど、理想論だけでではどうにもならない部分をしっかりと描いていたのは、これは人種のるつぼと化しているアメリカの比喩であり、今後のグローバルな世界のことなのかなと考えながら見ていました。

しかしそんな苦々しい描写が多いながらも、今作を見終わった後はすっきりと明るい気持になれたのは、けっこう不思議な体験でした。

それは、これが対照的なキャラクターが難題に挑むバディ物としてとても良作で、笑えるところはしっかり笑えて、エンターテインメントとしてとても優秀だったからです。

映像の綺麗さや、描かれるキャラクーのコミカルな動きの楽しさもさることながら、特に主役の二人、ウサギの警察官ジュディとキツネの詐欺師ニックのキャラクター性が素晴らしかったです。それぞれ別ベクトルの格好良さや心の芯を持った二人がぶつかり合いながらもお互いに和解して行く様は、王道かつ刺激的で、見ていてとても気持ちよかったです。

子どもがいたら見せたいですね。きっと全ての意味は分からないでしょうが、世界には合わなかったり理解できないかもしれない色々な人がいるけれども、共存は可能なんだという心の広さを培える作品だなとおもいました。

あと、劇場ではナマケモノの一連が一番うけていました。僕もそこが一番笑えました。