yukiakiの日記

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映画『君の名は。』感想 もっとも美しいのは人が自分の名を名乗る時である

劇場で予告編を見て興味を持ったので鑑賞。金曜のレイトショーでしたがほぼ満席でびっくりしました。まさか新海誠の作品でこんなにお客さんが入るなんて!

 

面白かった。そして同時にものすごい感動しました!

男女の距離感をテーマに、それを美しい風景と、少年少女の語りと、メッセージ性のある音楽と、独自のSF世界で語った素晴らしい映像作品でした。

「映像でポエムを奏でられる稀代のポエマー(個人的解釈です)」新海誠監督の最高傑作です!

僕は高校時代に新海誠監督の自主制作作品『ほしのこえ』を見て「こんな気恥ずかしい中二感満載の恋愛ポエムを臆面もなく映像として形に出来るなんてスゲエ!」とビックリするくらい感動した経験があり、本作は観終わった後、その感動が15年ぶりくらいに蘇ってきたような感覚で、打ち震えました。

もう無くしたと思っていた思春期・青年期のツボが強烈な力によって刺激されていくようで、痛気持良すぎてたまらない感覚に悶絶ものでした。

このキュンキュンしすぎてどうにもならない気持ち、「純粋でむこうみずな故の美しさ」に対する憧れを、青春時代を思い出せさせてくれて、非常に素晴らしい映画体験ができました。

また「名前」をテーマと聞くと、寺山修司の『自立のすすめ』という本にこんな文章があります。

「自分の名さえ太く強く刻み込めればそれで青年時代は終わりなのかもしれません。(中略)それゆえドラマで最も美しいのは人が自分の名前を名乗る時ではないか・・・」

この映画は、その最も美しい場面に至るためにあらゆる情熱を詰め込んだ、そんな映画だと思いました。