yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

TVアニメ『血界戦線』全12話感想 独特のリズムが心地よく、何度も見返したくなるアニメでした

やっと最終回が放送されたぞー! やったー!!

というわけで春アニメなのに最終回が最近までずれ込んだために、今更ながら感想書きます。

原作既読。正直第一話を見た段階ではそこまで期待通りというわけでもなく、一応クオリティはあるけれどなんだかなあといった印象でしたが、第2話、3話、4話と見続けていくにつれて、どんどんアニメ内の独特のリズムが理解できていって、ぐんぐん引き込まれていきました。

カットの繋ぎやタイミング、音楽の使い方から声優の演技まで細かく練られていて、まるで心地よい音楽を聴いているよなテンポがあり、OPがはじまってから終わるまで没頭できるように作られていました。最初は分かりませんでしたが、ノリが分かってくるとギャグなんかもたぶん漫画の時以上にツボに入るなどして、とても最高でした。

そして、画面の情報量がとても多いのも特徴的でした。しかもテンポを重視しているため、こちらがイマイチ分かってないようなところもずんずん進めていくので、2回目3回目の視聴で改めて理解できたり、新たな発見があるのも良かったです。もちろん1回目でも最低限のことはちゃんとは伝わるように作られているから手堅いと感じました。

ノリにまかせて感情のままに見ることもできるし、内容を吟味するように何回も見たくなる、そんな多くの魅力を抱えた作品だったと思います。

あとは、原作にはないオリジナル要素であるホワイトとブラックの物語もとても良かったです。主に釘宮さんの3人役は本当にスゴかった。これだけでも見る価値があると断言できるほどでした。最終回までみたうえでのラストはかなりウルッときました(正直1回目はよく分からない部分が多くて、2回目ニコ動のコメント見ながらでちゃんと理解できたのですが(笑))。

いやー、面白かった!

なかなか似ている作品を探すのが難しい感じの、これまで見たことがないような独特の味があるアニメでした。監督の松本理恵さんの力量なのでしょうか。もし2期があるのならまた彼女に作って貰えたらと思います。