yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

なでしこジャパン ワールドカップ2015 準決勝 VSイングランド戦 感想

なでしこ(2−1)イングランド  なでしこ勝ち

なんとうい劇的な幕切れっ!

延長戦になるだろうなと感じていた最後の最後でドラマが待っていました。オウンゴールでの決勝点。

正直入ったとは思わず「マジかーーーー!!」と声をあげてしまいました。それくらい予想外でした。

試合展開としては、イングランドのフィジカルを主体としたシンプルに前に蹴ってくる攻撃、ボールの出しどころ、ボランチを狙ってくるハイプレスに、ボールが足につかないミスを誘発されるなど、おおいに苦しめられ、苦しい時間外が多かったです。

それでも、最後の両センターバック、キーパーがしっかりと集中して最後のところを許しませんでしたし、全体としてとても粘り強く闘えていました。

後半に岩淵が入ってからは攻撃のリズムもできはじめ、チャンスも作れていました。その押し込まれつつも勝負を諦めずにゴールを狙っていく姿勢、勝負強さが最後の最後で、勝利の天秤がなでしこ側に傾いたのだと思いました。

相手の選手にとっては不運でしたが、こういったことが起こるのもサッカー。

しかしながら運だけではなく、このドラマを生み出したのは守備陣の粘り、川澄の鋭いセンターリング、待っていた大儀見の圧力といったなでしこの確かな力の結果であったと僕は思います。

誇りをもって決勝戦に臨んで欲しいです。2連覇だ、なでしこ!


以下、各選手の評価です。

海堀(6.5)‥いいセービングもあり、相手コーナーなどにおいての空中戦でも負けなかった。頼もしかった。
岩清水(6.5)‥体を張って相手とのぶつかり合いをして自由に仕事をさせなかった。粘り強さがあった。
熊谷(6.5)‥素早い寄せで体をぶつけ、相手にプレッシャーを与えていた。裏への動きもしっかりと警戒できていた。
有吉(6.5)‥1点目のPK獲得につながるいい飛び出しをみせた。攻撃に守備に頭を使っていい位置にいて効果的な仕事ができたいた。
鮫島(6.0)‥ミスマッチを突かれる場面もあったが駆け引きをうまく使って守れていた。高い位置でボールをもらいチャンスも作った。
宇津木(5.5)‥プレッシャーが強く前試合のような攻撃の起点を作ることができなかった。それでも後半はだいぶ修正できていた。
阪口(5.5)‥宇津木同様相手のプレッシャーがきつく効果的な攻めはできなかった。しかしディフェンス面のカバーリングは良かった。
川澄(6.0)‥決勝点につながる鋭いセンターリングをあげた。苦しい時間帯でも前にいこうとする推進力があった。
宮間(6.0)‥サイドに開いていたため、起点にはなるものの決定的なチャンスは作り出せなかった。それでもボールを保持すればとられない安心感があった。そしてPKの落ち着きは流石。
大野(5.0)‥連携ミスがあったり判断を間違えたり相手の圧力に完全に委縮してしまっていた。なんとかしようという心意気は見れたが。
大儀見(6.0)‥大家腕上回れる相手にも負けずに前でボールをキープして力強さを見せた。PKを与えてしまったファールは違うと思うのだが……


交代選手

岩淵(6.5)‥停滞していたなでしこの攻撃に新たなリズムをふきこんだ。単独で局面を打開できる能力は素晴らしい!

佐々木監督(6.0)‥延長戦を見据えた落ち着いた采配ができていた。ただ、2枚目の交代枠はきっても良かったかも。