yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

週刊少年ジャンプ 15年 10号 感想

新連載は4本、ということは今週の『sporting solt』の他以外にもう一つ終わる? それとも読み切りがなくなるのかな?

今週のアンケート 1位:ヒーローアカデミア 2位:食戟のソーマ 3位:こち亀


(巻頭カラー)ワンピース

カラー扉絵のハーレー風自転車超カッコいいです。
そして本編はフランキーVSセニョール。攻撃を避けない男の闘いじたいは良かったですが、セニョールさんの過去はちょっと蛇足気味な気もしました。決着がすっきりしないといいますか、相手の方に同情してしまいます。まあ、このタイミングでしかセニョールが何故赤ちゃん格好をしているか紹介するタイミングはなかったのでしょうけれども。


ヒーローアカデミア

今週も見所多くて面白かったです。中ニ入っている常闇くん、ジェラシーお茶子ちゃん、葉隠さん全裸かよ!に、梅雨ちゃんとイチャイチャかよ峰田(ハチマキ取られてざまあみろ)!に、吼える爆豪くん。
特にB組物間くんに挑発された爆豪くんが「倒そう」ではなく「こいつら全員殺そう」と言っているのが彼らしくて笑いました。いいキャラだぜ。
ここでメインの対決が緑谷くんVS轟くん、爆豪くんVSB組になったのも分かり易くて上手い展開だなと思いました。来週どのようなバトルになるか期待です。


食戟のソーマ

先週は葉山くんの勝利に対して微妙な気持ちもありましたが、今週でだいぶ印象がよくなりました。
決勝三人トリオの仲の良さ(三位云々のところは笑った)、親父の言葉と新たなる決意、「出会うことでしか料理人は前に進めない」というこの作品のテーマ的なものと孤高なえりな嬢との対比。創真くんの成長話として、そしてヒロインえりな嬢に対する創真くんのヒーロー性がどこにあるのかということについて、ちゃんと考えられている展開なんだなと、しっかり分かることができたのがとても良かったです。


トリコ

キン玉の音色で完全回復超笑った! これはヒドい、ヒドすぎて面白い!
また、キン肉マンのリングのようにロープが伸びに伸びる演出がまさに期待通りなのも良かったです。
そして次回煽りの「効いた……か?」は絶対に効いていない。


斉木楠雄

母強し(物理)
斉木には珍しくけっこうガチな悪人が出てきましたが、ちゃんと因果応報的に懲らしめられてくれて良かったです。若干やりすぎな気がしないでもないが(笑)


(Cカラー)暗殺教室

浅野理事長の挫折。「強い生徒を育てなければ」という信念の根っこの部分は、負けるのが死ぬほど悔しかったから達人になったみたいな人物エピソードからも納得でしたし、その歪み方も共感できました。
あと個人的には、何故完璧超人である彼が「教育」を志したのかが知りたいです。それは決着後に語られるのかな?


ハイキュー

前回のネット際の一撃はここで何か勝利へのきっかけになる何かを掴むというよりも次回以降への成長の伏線的な扱いなのかな。
一点一点積み重ねていくしかないという部分を丁寧に描くのはこの漫画の特長ですが、じらされている感がすごくて多少やきもきします(笑)
決着に至る爆発に期待です。


学級法廷

学級法廷制度が親にまったく知名度ないのにびっくりしました。最悪鬼ヶ島小学校に強制転校させられる制度なんて、関心がない方がおかしいはずなのに(だから僕は親に関しては徹底的にスルーする方針だと思っていた)。
今回の犯人は黒田くんだと思っています。白鳥さんは体育倉庫で犬を秘密で飼っていて、黒田は犬アレルギーでマスクをしていた。証拠はマスクがオレンジ色が正解で、赤は暗いから(もしくは夕刻の光の関係から)そう見えていたはずなのに、元の色を知っていたからと予想。


火の丸相撲

久世くんカッコいい。何もかもが完璧で(周りにも恵まれている)完全にボスキャラの風格だぜ。
そして桐仁くんすごいツンデレ男だ、これ。ヒロインになりきれない報われない幼なじみオーラがあって良かったです。でもちょっとえらそうすぎて好感度は低い(笑)
ですが監督というポジションを同年代がやるというのは意外性があるので(相田リコちゃんとかはいたけれど)、これからどんどん好感度もあげていってくれればと思います。


ブリーチ

浮竹さん大活躍、そして和尚がこの後におよんでもすごい黒幕感を出しているのがなかなか興味深かったです。
今週は減ページのようで残念でした。早く体長戻って全開のブリーチみたいですね。
しかしいきなりユーハバッハさんて、石田さんとかどこに行ったんだ?


(読み切り)(Cカラー)オニゴロキ

絵柄の雰囲気はけっこう好きでしたし、牛鬼に「牛岡さん」などと名付けるセンスも光っていて良かったです。
ただバトルに際して絵に動き(もしくは一枚絵のインパクト)がまったくなかったですし、頭脳的かけ引きがあるわけでもなかったので、バトルものとしては正直言って、つまらなかたです。
絵を鍛え上げるか、別ジャンルにチャレンジしてもらって、工藤先生の漫画また見てみたいです。


こち亀

日本の伝統行事を外国に売る、という発想が自分にはまったくなかったので、今回の話はとても面白かったです。
日本のランドセルを外国の有名アーティストがお気に入りで背負っていたらブームになったみたいなこともありますし、けっこういける話なのかなあと。
そして文化合戦になったら最終的にディズニーの戦略性の上手さで負けるというのもある意味リアリティがあって良かったです。
それにしてもハロウィン、何故こうも日本文化に根付いていったのか?


(読み切り)(Cカラー)エルドライブ

基本的にジャンプ+の漫画の出張紹介回なので特にいうことないですが、何故か唐突にサービスシーンが挿入される其方さん要素がちゃんと挿入されていたのは素晴らしかったです。
読み切りとして普通に面白かった。


ニセコイ

先週それだけはやめて欲しいと言っていた舞子くんが割り込んできた、しかもるりちゃんと極大のフラグをたてていったので、個人的にはすごい微妙な回でした。
ですが楽くんが死体蹴りされているのは、なんだかんだで面白かったです。ニセコイヒロインズはなんだかんだでみんなヒドい(笑)


銀魂

近藤さんが生きていて安堵しました。あ〜、良かった〜〜〜〜!
そして最後の銀さんのパンチもここ最近ずっとストレスたまっていく展開だったので、久しぶりにスカッとしました。
しかしながら喜々さんは茂々さんの関係者にちょっかい出しすぎじゃなかろうか。自ら敵を挑発し、敵を増やしていくスタイル。


卓上のアゲハ

う〜ん、おおげさに見せてはいますがやっていることは普通の卓球なので地味ですし、精神的かけひきが特にあるわけでもない、ターン性バトルものみたいな展開なので見ていて退屈です。スタミナに難があるのに奥の手を隠しておくのもちょと微妙。もっと展開速く、情報詰め込んでスピードアップして欲しいです。


ワールドトリガー

諏訪隊と荒船隊との対戦決着。最後に遊真くんを囮にして修くんが決める展開は熱かったです。
千佳砲も素晴らしかったが、カウンターでしとめた荒船さんがヤバい。さすがはアクション派スナイパーだ!
自分としてはゲーム的なおもしろさがあるこのランク戦は大好きなので半年くらい続けてくれても問題ないですが、掲載順が下がってきている気もするし(芦原先生の体調のせいかもしれない)、はたしてどうなるか?


磯部磯兵衛

今週も2本ともきっちり面白かったです。巻末の方は漏らした後のようなすっごい悟りきった表情がツボでした。
あと、母上が布団に潜り込んでいるシーンで少しドキッとしたのは内緒だ。


E-ROBOT

ヒカリちゃんエロに疑問を持つ。完全なバカ路線を貫かず、妙に真面目な視点を持つのはこの漫画の特長ではありますが(紛争が解決せずにすぐに元に戻るところとか)、個人的には突き抜けられない原因かなとも思います。
そしてラストはエロで人を不幸にするロボット登場?
この展開は予想になかったのですし、作者の真面目な部分がうまく働くかもしれないので期待です。


(最終回)sporting solt

本当に、最後の最後まで意味が分からなかったぜ!
下篠先輩は「来週試合なのに人数が」と言っていたのに実は試合はなくて下篠先輩の思い出づくりになっているという流れはまったく理解できなかったですし、その後に下條先輩が感動する場面もここに集まったのはかつて自分を慕ってきてくれた人とかならまだ分かるのですが、あくまで寄せ集められたメンバー(しかも闇討ちしたりする問題児ばかり)なので、どこに下篠先輩が泣く要素があったのだろう?そして何を「祝っちゃいましょう」なのだろう?
う〜ん、逆にスゴい!
最後までなんかいいことを言っている風な雰囲気で押し切るが、場面要素ごとの繋がりがまったくなく、意味不明で終わってしまう流れは実に「sporting solt」らしかったです。
それにしてもこの漫画、あらゆる面で実力不足という言葉がぴったりで、打ち切りは当然なのですが、あまりに未熟なまま舞台に上げられたゆえに、その至っていない点についつい注目してしまうという、変な興味を持たされる漫画だったと思いました。それが幸福だったか不幸だったかは分かりませんが。
それでも久保田先生はやりきりましたし、最終回で塩谷くんにも言わせていたとおり、描きたいことは「スポーツ医学」ではなく「親と子の物語」だったことは明白だったので、この経験を活かして、次は小手先の形に逃げずに、自分の考える「親と子の物語」を描いて欲しいと思います。久保田先生の次回作に期待します。