15年間親しんだナルトの「THE LAST」と銘打たれたからには見に行かねばと、平日のレイトショ一で鑑賞。
観客は40人くらい。20代後半くらいの人が多かったです。
公式サイト→ http://www.naruto-movie.com/index.html
予告の段階から「恋愛」がテ一マだとは聞いていましたが、僕にとって「ナルト」というのはど少年マンガの王道を行く、ど派手な忍術活劇アクションであり、「ラスト」と銘打たれたナルト映画である以上、あくまで少年漫画的なものがメインであり、恋愛も描かれるくらいだと思っていたので、最初から最後までがっつり恋愛メインだったのは驚きでした。
そのため最初は少々戸惑っていましたが、「こういうものだ」と気持ちを切り替えてからは、しっかり楽しめました。
ナルトの恋愛に疎い感じの今までにない新鮮なリアクションや、ヒナタの一途さなど、基本ナルトとヒナタのカップルを推していた身分としては、見たいものがそこにありました。
ただ、この映画の中で新たに提示されて葛藤変化して解決される感情がなかったというのは、少々残念かなと思いました。ヒナタの気持ちはペイン戦の告白時にあったようにしっかりしてますし、ナルトの恋愛感情はこの映画の中で新たに惚れるというよりは、敵の幻術で昔を思い出してヒナタを意識するというのもので、彼自身の恋愛感情に対する葛藤が少なく、そこからけっこうすぐに告白言ってしまいますし、少々唐突に感じてしまいました。
ですが、二人の初めての共同作業は「転成眼の破壊だ〜!」みたいな展開や、ラストの幸せなキスに至る感じはテンション高くて面白かったです。
あまりにも甘いカップル感に吐血しそうになりましたが(笑)
基本ナルトとヒナタの話で、他はおまけといった内容ですが、敵キャラのトネリもナルトのボスキャラらしいねっとりとした感じがあって良かったですし、サイは的確なツッコミと鳥獣戯画大活躍で存在感出してましたし、サクラは二人の間を繋ぐ役割としていい女してましたし、それぞれのキャラファンにとっても見所あったと思います(その分サスケは犠牲になったのだ・・・)
そしてエンディングはなんだか胸がいっぱいになりました。ナルトが幸せになった。そのことが何よりも嬉しかったです。なんだかんだで15年間見てきたキャラクタ一ですしね。
ナルトファンの私にとって「ああ、自分も大人になったんだな」と感じる映画でした。
(満面の笑みで)リア充爆発しろ!