日本（２−１）オーストラリア 日本勝ち
オーストラリアには勝ったが、ケーヒルには勝った気がしないぜ！
前半は相手の高い集中力もあり、ボールを支配されていてなかなかいい形が作れなかったですが、前半途中に４−２−３−１にフォーメーションを変えてからは香川が高い位置でボールを触れるようになり、だんだんとボールが回っていくようになりました。彼はやはりゴール前でこそ輝く選手ですね。
そして後半もその勢いは継続し、コーナーキックから一人すっごい浮いていた今野のゴール、森重のびっくりするくらい巧いドリブルから岡崎の技ありゴールと、たてつづけに点がとれてとてもいい試合展開でした。
一つのフォーメーションにこだわるのではなく、幾つもの手を持っているんだということが分かったのは今回の最大の収穫だったと思います。
ただ、ラストのケーヒルに決められてしまったのは本当に残念でした。ワールドカップからそうですが、ドログバ、ハメス・ロドリゲス、そして今回のケーヒルと後半投入されるエース各の選手に非常に弱いのは課題だと思いました。
まあ、ともかくこれで今年の日本代表は終了。勝って終われたのは本当に良かったです。
以下、各選手の評価です。
川島（6.0）･･思い切りのよい飛び出しは良かった。ただフィードはもう少し修正して欲しい。最後はわりとノーチャンスだった。
吉田（5.5）･･要所要所はしっかり守れていたがパスミスやぶっちぎられるなど危ない場面もあった。
森重（6.5）･･しっかり守れていたし、２得点目のアシストは拍手しかでない素晴らしい出来。ただ、最後は守備で画竜点睛を欠いた。
酒井高（6.5）･･高い位置の守備、本田を追い越す攻撃いずれも効果的だった。攻守に目立っていた。
太田（6.0）･･攻撃で目立ったのは最初だけだった。しかし終始しっかりと守備はできていた。
長谷部（6.0）･･守備的なアンカー＆ボランチとしてオーストラリアのチャンスの目をよく潰していた。
遠藤（5.5）･･ボールを回す起点になってはいたが相手のチェックが厳しくなかなかいい位置で触ることができなかった。
香川（6.0）･･バランサーに徹している時は消えていたが、ゴール前では流石の存在感を見せた。
武藤（5.5）･･スペースを与えてもらうことができずになかなか得意の形には持ち込ませてもらえなかった。ヘディングは惜しかった。
本田（6.0）･･横パスをカットされるなど当初は足についていなかったが、尻上がりに調子を上げていった。
岡崎（6.0）･･体を当てられ、得意の裏抜けもキーパーの高い位置に防がれていたが、チャンスではきっちり仕事をしたのは流石エース。
交代選手
今野（6.5）･･守備貢献も高かったし、気が付いたらゴール前にあがってくる動きも効果的だった。先制点はごっつぁん！
乾 （6.0）･･いいポジショニングと積極的な仕掛けでいい攻撃を演出した。ただ、少々自分でやろうとしすぎている感じはあった。
豊田（5.5）･･惜しいヘディング一発以外は完全に消えていた。
アギーレ監督（6.0）･･フォーメーションを変えて流れを修正したのは良かったが、交代枠はもっと使ってもいいと思う。親善試合なんですし。
