yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカー日本代表 親善試合 VSウルグアイ戦 感想

アギーレ監督を迎えての、新生日本代表の初陣。

結果はともかくアギーレがどんなサッカーをするか、新しく呼ばれた選手がしっかりと役割を果たせるか、そのあたりを期待して見ていました。


日本(0−2)ウルグアイ  日本負け


ウルグアイ強かった! 余裕の試合運びをされてしまいましたね。

はっきり言ってスコア以上の差がありました。そりゃあワールドカップメンバーがほとんど残っていて連携もしっかりしてるウルグアイと、まだ始動したばかりで形も何もできていない日本代表では、そもそも勝負にならなかった。

失点は2つともミスによるもので、SB酒井宏樹のリスクマネジメントができていない中への不用意なパスやクリアを、CB坂井がコントロールできなかったというもので、ちょっと残念でした。それでもそれ以外のシーンでは(相手があまりリスクをとって攻めてこなかったこともありますが)特に危ない場面は少なかったので、なおさらそれがゲームを壊してしまった感じでした。MFの三人森重、田中、細貝がハードに当たっていたので守備自体はとても固かったのですけれどもね。

そして攻撃の方ですが、守備的なメンバーを選んでいたせいか、やり方はとても単調で見ていて面白いものではありませんでした。試合はじめは良かったですが、相手が慣れてからはロングボールを上げるか、個人でミドルを打つか、単純なセンタリングを上げるだけだったので、もっと工夫が欲しかったです。

フィジカルを重要視したメンバーで、しっかり守って縦に速く攻めるのがアギーレのスタイルかなという印象でした。今までのザックのパスサッカーとはまったく違う形なのでちょと戸惑いが強かったです。この方法で強豪相手に点がとれるかどうかは不安が募る出来だったと思います。

しかしながら、選手単体で見れば、しっかりと体を張って役割をこなそうとしていた皆川、高いフィジカルを見せた田中、ラストに思いきりの良さを見せた武藤、違いを作り出せる空気を見せた森岡など、今までのザックジャパンでは見なかったけれど、今後も使ってみたい選手が現れたのは良かったことだと思います。

次のベネズエラ戦でどう修正してくるのか、期待しています。


以下、各選手の評価です。

川島(5.5)・・失点シーンはチャンスなし。いい飛び出しのパンチングなどがあった。
吉田(5.5)・・無難な出来。相手の坂井のミスが目立ったためかもしれないが、安定感があったと思う。
坂井(3.5)・・皆川へのロングパスはほとんど届かずカットされ、不安定な足下で2失点に絡んだ。初選出で荷が重かったとは思うが、結果は結果。
酒井宏(4.5)・・攻めにおける縦への意識は良かったが、2失点に絡む不用意な中へのボールを出してしまった。
長友(5.5)・・高いフィジカルは見せたが、効果的な攻めにはならなかった。守備がちょっとおろそかになっている場面もあった。
森重(5.5)・・ガツンと当たっていくスタイルは見応えがあった。慣れないポジションだったと思うが、それなりの役割をこなした。
細貝(5.5)・・守備では高い能力を見せていた。しかし攻撃におけるボール回しはほとんど効果を上げられなかった。
田中(6.0)・・高いフィジカルで体を張って守備に貢献した。積極的にミドルを打っていく姿勢も良かった。
本田(5.5)・・当初は攻撃において存在感を見せていたが、移動の疲れからか、時間がたつたびに動きが止まってしまっていた。
岡崎(6.0)・・単独で持ち上がったり、クロスを上げたり、裏抜けしたり、らしさは見せていた。ただ連動性が薄く点には結びつかなかった。
皆川(5.5)・・惜しいヘディングシュートがあったし最初はポスト役としても機能していた。しかし相手に動きがバレてからはおさえられた。


交代選手

武藤(5.5)・・ボールが足につかずポジショニングも微妙でなかなか攻撃に絡めなかったが、ポストに当たるこのゲーム一番の惜しいシーンを作った。
柿谷(5.0)・・ほとんど消えていた。4−4−2の左サイドでは持ち味は出なかった。
酒井高(ー)・・時間短く評価できず。
森岡(ー)・・時間短く評価できず。

アギーレ監督(5.5)・・4−3−3から4−4−2に変化させたがあまり効果的ではなかった。交代が遅かったのでもっと早くに手を打つべきだった。