yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『るろうに剣心 京都大火編』感想  原作ファンの僕大喜びの京都編前半、後編も期待です。

週末の昼の回を観賞。観客はだいたい80人くらい。若いカップルや友達同士で見に来ている人が多い印象でした。

公式サイト → http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/index.html

原作ファンの僕としては、予想以上にストーリーでもキャストにおいても原作を再現してくれていてとても良い出来だったと思いました。

志々雄や蒼紫、翁の爺さんや宗次郎など、漫画的すぎるキャラクター達も一目でそれだと分かる生の迫力を持っていましたし(張以外の十本刀はまだなんとも言えない)、クナイから蹴りに必殺技が変わった操ちゃんなども、「うん、分かる分かる」と、原作の雰囲気を再現したキャラクターに仕上がっていて、納得のキャスティングでした。

美術的なところでもアレンジも効いていて、冒頭の斉藤が志々雄と対峙する場面は、実にマンガ的な舞台でありながら妥協なくしっかりと作られていましたし、戦艦蓮獄などは納得の迫力でした。

ストーリーも剣心が月影村に行って少年を諭すシーンや、“逆刃刀真打”を手に入れるくだりなどを、破綻なくやってくれたので、嬉しくなりました。

ですが、十本刀は京都焼き討ちにおとりで使われなかったですし、戦艦蓮獄は無事発進してしまいました。後編からは原作とはかなり離れた展開になりそうです。

それが若干不安でもありますが、この前半の出来をみたら楽しみの方が圧倒的に勝っております。

あと、個人的には原作の、方治が他の十本刀に潔白を証明するために自分で自分の爪を全て剥ぐシーンは好きだったので、この流れだとそれがカットされるのは残念でした(あと、張さんのとっておき腹巻き剣)。

それ以外は大満足の前編でした。しかしラストの謎の男、一体何者なんだ(笑)