yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『マン・オブ・スティール』感想  葛藤の末の決断をもっとしっかり描いて欲しかった

予告編ですごい気になっていたので週末のレイトショーを2D字幕版で観賞。観客は50人ほど。カップルが多い印象でした。

公式サイト → http://wwws.warnerbros.co.jp/manofsteel/index.html?home

う〜ん、不完全燃焼でした。

スーパーマンとクリプトン人との戦闘、超人アクションはスピード感と迫力満点で大興奮だったのですが、描かれるドラマの部分が中途半端でした。

「どちらを選ぼうが、お前は世界を変える」という予告が超カッコ良くて見たのですが、自らの置かれた状況に対して主人公がどう考え、どう決断したのか、そのあたりがしっかりと描かれていないように思えました。

「相手が地球を滅ぼそうとする悪者だったから、とりあえず33年過ごしていた人間側につきました」でしかない。能動的決断ではなくて消極的決断。スーパーマン思考の基礎を作った両親はともかく、それを踏まえた上で現在進行形で彼の周りにいた人間達の関与が少なすぎた印象でした。

彼の決断は、彼自身の運命を決めるとともに、そのまま二つの星の命運を決めるとても重要な決断だったのですから、その部分に一番力を入れて欲しかったです。

そうでないなら、あんまり難しいことは考えないと割りきって、人がバコーンとぶっとびまくり、街がドギャーンと壊れまくる、超人アクションだけに特化した方が映画としては面白くなったのではないでしょうか

続きはあったとしても、あんまり見ようとは思わないかったです。