yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカー日本代表 コンフェデレーションズカップ2013 予選 VSイタリア 感想

日本(3−4)イタリア  日本負け

いい夢見させて貰いました!

前半は特にそうでしたが、豊富な運動量で細かいパスを繋いでボールを支配する日本のサッカーが、ユーロ2位の強豪国イタリア相手にしっかりと通用し、時間帯によっては圧倒できていたのは、とても嬉しかったです。

ブラジル戦で打ち砕かれた自信を、決してブレることなく、もう一度しっかりと調整してこの試合に合わせてきた選手と監督には最大級の賛辞を送りたいと思います。

しかしながら、だからこそ勝ちたかった!  ・・・ていうか、何故勝てなかった!?

イタリアはコンディションが明らかに落ちていましたが、日本の隙を見逃さず決めるべき所でしっかりと決めてくる力は流石でした。経験値といいますか、悪いなら悪いなりに結果を出す力は、不思議な感じさえしました。特にピルロの遅攻も速攻も何でもできて一瞬の隙も見逃さないリスタートは、こんな強さもあるのかと、ただ感心するばかりでした。

早めの交代で少しづつ流れを引き寄せたイタリアに対して、日本は交代選手が力を発揮できませんでした。ザックの判断力というよりも、トルシエが何かのインタビューで言っていた「監督の意図をピッチで表現できるプレイヤーが日本には12〜15人いるが、ブラジルは50人はいる」という言葉を思い出しました。

局面を打開できないのは控えの弱さかなとも思います。今回でいえば投入された酒井宏樹とハーフナーは低調なパフォーマンスでした。前に本田が言っていた個々のレベルアップ、そして現実的な形として戦術オプションを多くしていくことが、これからの課題かなと思いました。

コンフェデ杯はこれで敗退決定で残念ですが、とても面白い「日本はやれる」という可能性を見せてくれた試合だったと思います。


以下、各選手の評価です。


川島(5.5)・・・失点シーン、キーパーに責任を押しつけるのは酷だと思います。4失点ですが全体的には大きなミスもなく、いい守備でした。
今野(5.5)・・・一対一の状況ではバロテッリ相手にも決してひけはとっていなかった。ただ、局面では相手を追い切れない部分もあった。
吉田(4.5)・・・体を入れ替えられる失点に繋がるミスを犯した。他にもフォローが遅かったりクリアが中途半端だったりと低調だった。
内田(5.5)・・・自殺点は仕方がないと思う。それ以外はわりとそつなくプレイしたが、攻撃でもっと魅せて欲しかった。
長友(5.0)・・・攻撃にも守備にもよく顔を出したが、普段の粘り強いプレーは影を潜めていた。最後の場面ではラインを上げきれなかった。
遠藤(5.5)・・・攻撃でも守備でもイマイチ目立つことはできなかった。しかしセットプレーは持ち味を見せた。ナイスアシスト!
長谷部(5.5)・・・守備では体をはってよく防いでいたし、攻撃も積極的に顔を出して存在感を見せていた。ハンドはちょっと厳しい判定。
岡崎(7.0)・・・PKを取ったボール奪取、そして同点弾のヘディング。縦に向かう動きが素晴らしかった。守備も頑張っていた。今日一番の功労者。
香川(6.5)・・・2点目の反転ボレーシュートは芸術的だった。ペナルティエリア内ではやはり怖い存在。仕掛ける動きも今日は多かった。
本田(6.5)・・・ボールをしっかりキープして攻めの起点になっていた。PKも真ん中に蹴らず(笑)、落ち着いて決めた。
前田(5.5)・・・チェイスを良くしていてイタリアの守備陣にプレッシャーをかけていた。周りを活かす動きも良かったが、自分でボールを持った際は不安定だった。


交代選手

酒井宏(5.5)・・・期待された攻撃的クロスは影を潜めていた。失点シーンは仕方がない部分もあるが、体をもっと寄せたかった。
ハフナ(5.0)・・・ターゲットにもなれず、前線でのチェイスも中途半端だった。
中村憲(ー)・・・試合時間短く評価できず


ザック監督(6.0)・・・チームをぶれさせることなく大きな敗戦からこの試合に持っていったのは見事。しかし交代選手はまったく流れを変えることはできなかった。