yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

佐野菜見『坂本ですが?』一巻 感想 絵の力とインパクトで笑わせてもらった

ネットで話題になっていたので気になって購入。

坂本ですが? 1 (ビームコミックス)

坂本ですが? 1 (ビームコミックス)

坂本くんのインパクトがヤバイ! すっごく笑いました!

陰湿なイジメもつまらない日常も、全ては“完璧超人”坂本を輝かせるために座興にすぎない。

個室のトイレの上から水をかけられても傘を差して涼しい顔、イスを引かれて倒されそうになってもまったく動じず空気椅子、あまりにもスタイリッシュなその行動はシュールの極みでとても面白語ったです。

何より絵の力が凄くて、綺麗な絵柄で真面目に可笑しい動作を描くというのが、ここまで笑いに繋がるというのはびっくりしました。滑稽だけどめちゃくちゃカッコ良いという絶妙なバランスが決めのコマの中にしっかりと収められていました。

あと、個人的に好きなのが周りのリアクション要因たちの言語センスです。教室にハチが乱入したときに先生が「私はかつてスズメバチに襲われた。その時は一命をとりとめたが、次はない・・・」とか謎の説明をしたり、反復横跳びしながら「俺の残像についてこれるか」とか意味不明なことを言っちゃったり、坂本に引っ張られてか、全体のテンションが変な部分にいっちゃってるのもともておかしかったです。

ナイスセンスな漫画でした。次巻も楽しみです。