ワールドカップ出場がかかった大一番。内容はどうでもいい、とにかく勝って欲しい一戦でした。
日本（１−２）ヨルダン 日本負け
負けた･･･。負けるとは思わなかった･･･。
しかしながら今回はヨルダンの戦術が見事にはまった（日本的にははめられた）試合だった。人数を多くかけてしっかりと守り、攻撃はサイドの裏のスペースを狙って個で仕掛けてくる、それが駄目ならセットプレイを狙うという戦術が徹底されていた。
本来、相手の守りは日本の技術なら崩すことができたはずだし、個でもDFが落ち着いて対応すればやればやられることはないと思ったが、先制点をとられたことによってプランが崩れて焦ってしまった。
香川の得点によって追い上げムードができて勢いでも逆転できる雰囲気はあったが、相手のキーパーのファインセーブもあり流れに乗りきれなかった。
焦る日本に対して、ヨルダンの方が自分の役割をきっちりこなしている印象だった。
だが、戦力的には引き分けならまだしも負ける相手ではなかったと思うので、ボタンの掛け違いのような展開いがいにも、色々と問題があったのだと思う（個人的にはメンタル的な部分だと思う、中東アウェイ、絶対に負けたくないヨルダン、本田長友不在の日本、気負う日本など、いろいろ）。
ああ、悔しいよ、ちくしょー！
ですが、それらを修正して、次の試合では絶対に勝って、W杯出場を決めて欲しいです。
･･･ただし、ちらちらと映るレーザー光はヨルダンのサポーターのマナーの悪さであり、そこは絶対に許さない（露骨な時間稼ぎはイエローカードもたくさん貰っていたので相手も覚悟のうえだったと思う）！
以下、各選手の評価です。
川島（6.0）･･相手の枠に行ったシュートを三度防ぐなど、失点シーンいがいはとても良い守りだった。
吉田（5.0）･･2失点目の敵１０番に振り切られた動きは情けない動きだった。その後も動揺したのか、空中戦でもやられていた。
今野（5.5）･･中に切れ込んできた相手に効果的にプレッシャーがかけられなかった。それでも真っ正面の相手にはしっかり対応していた。
内田（5.5）･･個人技で中に切れ込んでくる相手に苦戦していた。PKを獲得した飛び出しの動きは良かった。
酒井高（5.5）･･攻めでは存在感をみせたが、ヨルダンに裏のスペースをよく狙われていた。相手の個に振り切られる場面も多かった。
遠藤（5.5）･･あまり攻めの場面に顔が出せないで消極的だった。PK失敗は相手のキーパーを褒めるしかないが決めて欲しかった。
長谷部（5.5）･･もっとミドルを狙う姿勢を見せて欲しかった。個で切れ込んでくる相手に対してフォローが間に合っていなかった。
清武（5.5）･･１点目のアシストはアイデアに溢れていた。それ以外でも連携でよく相手を崩していたが、反面ちょっとしたミスでのボールロストも多かった。
岡崎（5.5）･･積極的にシュートを狙っていた。シュートが少ない中で打開しようとする姿勢が見れた。1失点目のマークを外されたのは痛かった。
香川（6.0）･･今回もマークが厳しく苦戦していた。自分でやりすぎようとしているのか空回りしていた場面もあった。それでも追い上げムードを作る点を決めたのは流石。
前田（5.5）･･ボールはよく収めていたし、相手の裏へ抜け出して決定的チャンスも作った。しかしストライカーなら決定機はきっちり決めて欲しかった。
交代選手
ハーフナー（6.0）･･ロングボールのターゲットとして相手の驚異になっていた。よく競り勝ってボールを落としていた。
駒野（6.0）･･正確なセンタリングはハーフナーと合わせて相手の驚異になれていた。
乾 （ー）･･時間短く評価できず
ザッケローニ（5.0）･･中東戦術で相手が露骨に時間を作ってくるのは分かっていただろうから、負けているなら交代手はもっと早く打つべきだった。
