yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『ドラえもん のび太の秘密道具博物館』感想 ドラえもんとのび太の関係がすっごくラブいんですけど

休日昼間の回を観賞。観客は250人ほど。ほとんど子ども連れの家族で、独身男一人で見に来ていた僕は明らかに浮いていました。

公式サイト → http://doraeiga.com/2013/

リメイクの多かった新ドラえもん映画のオリジナル作品なので、事前の期待値が低かったせいもありますが、予想以上に面白かったです。

秘密道具が沢山出てくる展開はオールドファンには嬉しいものでしたし、展示されているより無造作に散りばめられていて自由に遊べるという博物館の形態も、未来らしくて興味深いものがありました。

お話しも基本ドタバタでテンポよく笑えましたし、予告で煽っていた怪盗デラックスの正体も、しっかり伏線とミスリードのための仕掛けがはられていて、正体が明かされた時は「ほほう」と素直に感心してしまう展開でした。

ただ、起こるエピソードの繋がりがあまりに無理矢理だったり、理由がくだらなかったりするせいで(特にペプラ−博士は不快さの方が目立ちすぎていた)、ちょとしらけてしまう場面があったのは残念でした。

個人的に気になったのはドラえもんのび太の絆のエピソードでした。

そのもっとも象徴的な映画のラストシーンは「なにこれ、すっごくラブい・・・」と思わず呟いてしまいました。

のび太ドラえもん、二人の友情を描いたエピソードを描いたとても感動的な場面なのですが、あまりに過剰な演出のため「これは“友情”ではなく“愛情”ではないのか?」と変な勘ぐりが頭をよぎりました。

僕の中でドラえもんのび太の関係ってもっとドライというか、思い出の品をずっと持っておくとか、顔を赤らめたりするとか、そういうベタベタしたものではないので、このあたりはちょっと苦笑いという感じでした。

それともこの違和感は僕が汚れた大人になってしまったからなのだろうか・・・?