休日昼間の回を観賞。観客は80人くらい。アカデミー賞で二部門とっているのでもっと客が多いと思っていたので、予想より少なかったです。年齢層は高め。40代くらいが多かった印象。
公式サイト → http://www.sonypictures.jp/movies/djangounchained/
いい意味でも悪い意味でも、映画の文脈というか、観客の予想を裏切りつづける、いつものタランティーノの映画でした。
歯医者で賞金稼ぎという人物のトレードマーク的なアイテムをあっさりぶっ壊したり、急に謎のポン寄りカメラワークや意味のないスローもあったり、本編と関係ない無駄話を延々としたり、5分くらいこれからいく場所の過酷さを説明したのに結局行かなかったり、特撮で怪人が爆発四散するような演出が唐突にあったり、それらにびっくりしているうちに、気が付いたら3時間近く映画見れていましたという感じでした。
面白かったけれど、どこが面白いか説明しづらい映画でした。面白い場面はある意味で本編から外れた「このくだりは本当に必要だったのか!?」という場面ばかりだったので。
ですが、そんな「これ監督が趣味で撮りたかっただけだろう」という脱線をいくら積み重ねても、最終的に物語が破綻することなく、「ちょっとカッコ良かったぜ」とか思えてしまうのが凄い映画だったと思いました。