yukiakiの日記

映画とサッカーとジャンプと猫が好きな男の生存確認ブログ

宮本亜門『引き出す力 奉仕方リーダーが才能を伸ばす』感想  今の僕には役に立たないからこそ将来役にたつかも

僕にとって宮本亜門さんは「上質を知る」コーヒーの人(演出した舞台を見たことがない)のですが、ちょっと管理的な仕事をしなくてはならなくなったので、そのヒントになればと購入。僕はリーダーシップを発揮するようなタイプではないのです・・

引きだす力―奉仕型リーダーが才能を伸ばす (NHK出版新書 389)

引きだす力―奉仕型リーダーが才能を伸ばす (NHK出版新書 389)

演出論の本としてはとても面白かったですが、残念ながらリーダー論の本としては今の僕には役にたちませんでした。

この本で語られる亜門さんの奉仕型リーダーとしての仕事論、一人の人間にとことん向き合う姿勢は、クリエイティブな仕事の中で、全体的に意識の高い(少なくともその仕事にやる気がある)、ある程度の能力が保証された人(役者やスタッフは亜門さん自身が選んだ人)の中でのものだと僕は思いました。

「理想論だ」とかそういうのではなく、「畑が違う」なと感じました。

まったく知らない相手、苦手な相手などとどうしても組まなければならず、それでもある一定以上の成果を求められている状態、マイナスの値をどうしたら減らすことができるかを悩んでいる者が読む本ではなかったかもしれません。

「やらなければならないことをやる」を越えて「やりたいことをやる」のさらに上、そういった高い次元を目指したものかなあと。

「人間そのものが好き」で「面白いこと」がしたい、もしくはそういうプロジェクトを任された人に役立つ本だと思いました。

ただ、今は役にたちませんが、だからこそ将来「やりたいことのさらに上を目指す」仕事ができる時に、ここで語られたことが役立てばいいなあと思いました。