yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

TVアニメ『とらドラ!』全25話感想  キャラクターが好きになれたからこそ最後までへこたれることなく見ることができた

友達に薦められたのでDVDを一週間に一枚レンタルして鑑賞。

とらドラ! Blu-ray BOX

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うん、面白かった!

主要な5人のキャラクターがとても魅力的で、彼等と彼女等のぶつかり合い、気持ちや関係性の変化に、ハラハラドキドキしながら全25話見ることができました。

ヒロインの大河は最初はなんだかテンプレ的なキャラクター像でどうなのかなあと思っていましたが、第2話で周囲への文句を叫びながら電柱を蹴っているくだりはとても痛快で、彼女がちゃんと血肉の通った存在であることが分かることができて、そこからは一気に物語が面白くなりました。

竜二はなるほどいい奴でしたし、櫛枝は合宿編でみんなを手玉にとったあたりから深みが出てきました。北村は最初はよく分からん不気味な存在でしたが生徒会選挙で化けましたし、亜美ちゃんは最初からとてつもなく可愛かったです。

キャラクターの魅力を掘り下げていき、比較的明るい展開で進む前半および、それぞれの気持ちや関係性に少しづつ変化が見えてくる中盤は、僕は文句なく好きといえるのですが、ラスト二話くらいの『告白』の後の展開、竜二と大河の選択はなんというか理屈では分かっていても、ちょっと強引すぎな印象を受けて面食らう感じがありました。

それでも、それまでの物語からとても大好きになったキャラクター達ですから、最終的には納得して、決して途中でへこたれることなく終わりまで見ることができました。

大河も竜二も、櫛枝も、北村も亜美ちゃんも、最後はみんな幸せそうで良かったです。

比較的お客さん目線というか、俯瞰した目で見ることが多いライトのベル系のアニメの中で、ここまでがっつりキャラクターに感情移入して見るのは珍しかったので、とても楽しかったです。