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yukiakiの日記

映画とサッカーとジャンプと猫が好きな男の生存確認ブログ

西原理恵子『生きる悪知恵』感想  思考の幅が少し広がった、緩くなったともいう

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

僕は昔悩み相談とか人生相談みたなものが大嫌いでした。他人の悩みなんか「勝手に悩んでろ」とどうでもよかったし、それに答える側もそれで解決されるわけでもないのに無責任に好き勝手言いすぎと思っていました。

しかし年をとって丸くなったのか、今ではこの手のお悩み相談が好きになりました。

悩みというのは基本とても個人的なもので、それはその人の人となりをよく表していて、「世の中にはこういう人がいるのか」というのを見るにはとても分かりやすいですし、その悩みにどう答えるかによって相談されている側のキャラクターもより深く楽しめるということに気づいたのです。

その結果、コーヒーショップで備えつけの雑誌を読むときに、リリーフランキーさんとか佐藤優さんの人生相談コラムなどから読むようになりましたし。

この本は漫画家の西原理恵子さんが仕事や家庭や具体的なトラブル事例などのお悩み相談60件に答えると言うもので、彼女のキャラクターを知る人間にはとても楽しめますし、そうでない人にも役にたつ本かなと思いました。

なんというか、いい意味でいい加減になれる本です。タイトルに「悪知恵」というのは決して悪いことではなく、正論のみが常に正しい解決方法とは限らないの世の中において、少し臨機応変に、柔軟に考えてみようという本です。

悩みを抱えている人って考えすぎてしまって、視野がすごい狭くなっている人が多いので(相談された方も引っ張れれてしまうほどに)、是か非かのニ択になありがちですが、「新しく事業をしたいけど失敗したくないです」→「あんまりお金をかけずに小さく失敗しよう」という風に答えられる柔軟さはとても気持ちが良かったでし、僕も持ちたい心意気だと思いました。