yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

貴家悠、橘賢一『テラフォーマーズ』1〜4巻感想  異形VS異形のとんでもない戦いに興奮!

『このマンガがすごい!』2013で一位をとっていたので気になって購入。火星を舞台に人類と進化したゴキブリの生存をかけた戦い。

テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス)

テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス)

まず、最初に思いました。ゴキブリ怖ぇ!!

次に思いました。人間側も怖ぇ!!

僕にとってこの漫画は人間VS害虫という構図ではなく、異形VS異形の、お互い一切の妥協のない殲滅戦として楽しみました。

例えるなら山田風太郎の小説のような異能者たちの美しくもとんでもない殺し合いです。

動機もいたってシンプル。「ゴキブリを見たら叩きつぶすだろう、それは奴らも同じさ」

すごい納得しました。なんて単純で的確で力強いんでしょう。これのおかげで、余計なことをいっさい考えないで、バトルのみを楽しむことができました。

進化と本能VS技術と執念という対立構図もおもしろく、お互い底しれなさがまだまだ持続していて、どっちが最終的に勝つのか分からない感じがたまらないです。

このまま最後まで勢いが衰えることなく続いて欲しい作品です。次巻以降も楽しみです。