「この漫画がすごい」で一位をとり話題になっていたので読んでみました。
- 作者: 河原和音,アルコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: コミック
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- 作者: 河原和音,アルコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: コミック
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ものすごい面白かったです。
主人公の猛男(2巻の表紙がやばい)をはじめ恋の相手の大和ちゃん、親友の砂川やその姉も含めてみんないい人だらけで、見ていてとても気持ちのいい漫画でした。
表裏のない猛男の言動や行動は素直に胸をうち、一巻の大和の元にダッシュする姿や2巻の炎の中から友達を助ける姿は、展開はベタですが涙腺が緩んで泣きそうになってしまいました。一般的には笑えるシーンなのでしょうが僕にはとても感動的だったのです。
少女漫画って「恋愛」をテーマにしている作品が多いですから、その恋の相手(男性)には作者とか読者の願望がダイレクトに反映されていると思うのです。そして、こういう角刈りでマッチョで気は優しくて力持ちな男の中の男的なタイプは、流行ではないけれど間違いなく“イケメン”でしょうし、好きな女性というのは一定数以上いると思っていたので、それなりにこういうキャラは他の漫画でもいるのかと思っていたら、ネットの反応を見ると一様に「斬新だ」と言われていてちょっとびっくりしました。
猛男のような男を好きって言いづらい環境が女子の中にはあるのかもしれません。だとしたら、そういう中であえて「私はこういう男がカッコイイと思うんだ!」と声高らかに宣言して、周りに認めさせた(新たな価値(顧客)を創造した)河原先生とアルコ先生の仕事は素晴らしいと思いました。
3巻以降も期待しています!