ヴィレッジヴァンガードのお薦めコーナーでサンプルを見て面白かったので購入。特に三巻の表紙がとてもきゅんきゅんしました。
- 作者: 森繁拓真
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2012/07/23
- メディア: コミック
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独特の雰囲気と設定を持つ漫画で、たくさん笑って楽しめました。
何より主要な登場人物が、授業を真面目に聞かず机の上でドミノ倒しをしたりして遊ぶ関くんと、その光景を隣で眺めながらツッコミ(脳内で)をいれる横井さんの二人しかいない(他にもいますが基本はこの二人の世界だけで成り立っている)。
そんな狭い世界なんだけれど、無限の広がりが感じられるのがなんだかとても素敵です。
まず関くん、彼が机の上でおこなう一人遊びはとてもユニークです。クオリティがとても高い。机の上に砂場とか作って本気で遊んだりしている様は大爆笑しました。僕も一人遊びがかなり好きな人間なので(ボッチじゃないよ)、彼の破天荒さは笑うだけでなく、なんだか尊敬の域に達するくらいです。
そして横井さん、彼女はとても可愛いです。何より関くんの世界を肯定してあげるその目線がとても優しくてなんだかきゅんきゅんします。彼女が脳内で関くんの遊びにツッコムことによって、第三者的にはさらに関くんの一人遊びが面白く感じられるというのが素晴らしいです。
僕は三巻まで読みましたが、当初のフォーマットを維持しつつ、関くんと横井さんの関係性に微妙に変化があるのがとても気になりました。だんだんと関くんの一人遊びに横井さんが絡んでくるのです(お茶を受け取ったり、手品の観客になったり)。これはとても楽しい変化で、今後この二人の関係がどうなっていくのかとても興味があります。
関くんは相変わらず机の上で一人遊びをして横井さんはそれを隣で見ている、当初と全然変わらないけど(恋愛感情とかないし)、少しづつ変わっている二人の関係が僕はとても好きです。