西村賢太「苦役列車」感想 引っ張られすぎてちょっと駄目だった

苦役列車

なんかの番組で作者が「こんな駄目な人がいるんだと思って癒されて欲しい」と言っていて、確かに主人公貫多のクズっぷりは笑ってしまうほどで、これは確かに「こいつに比べれば俺はマシだ」とか「こんな駄目でも生きていけるんだ」などで癒される人もいるんだろうなとは思いましたが、僕個人はむしろ落ち込んでしまいました。

似たところを探して鬱になってしまうというか、もしかしたら俺も一歩間違えばこうだったのではないだろうかとか、そういう方面に引っ張られてしまう形で駄目でした。

ただ、今まであまりない読書経験なのは良かったかなと思いました。

あー、もやもやしっぱなしだ！なんか明るいことしよう！！