yukiakiの日記

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川端裕人『銀河のワールドカップ』感想 この物語はサッカーの面白さに溢れている!

銀河のワールドカップ (集英社文庫)

銀河のワールドカップ (集英社文庫)

当初は『イナズマイレブン』のようなとんでもサッカー小説かと思って買ったのですが、中身はリアルに基づいた青春スポーツ小説でした。しかし良い意味で騙されて良かった!


自分がサッカーをやっていたので、サッカー漫画や小説には「サッカーの魅力が描けているか』をけっこう重要視するのですが、この小説はその点では百点万点以上の出来でした。


主人公達のチーム桃山プレデターは実に個性的な小学生のチームです。巧い子も下手な子も、外国人とハーフの子も女の子もいる混成チームです。それぞれの立場からなる幾つもの視点を通して、ボールを蹴る根源的な喜び、チームとして繋がる嬉しさ、巧くなっていくことで見える景色の快感など、サッカーの自由さや楽しさがあますことなく描かれていました。サッカーをよく知っている人も知らない人も、巧い人も下手な人も、誰かに共感して読めると思いました。


桃山プレデターの面々は少しづつチームとして成長し、試合を勝ち抜き、最終的に銀河系軍団と呼ばれるプロチームに本気で挑み勝利します。その展開はとても熱く手に汗握りました。そして僕は声を大にしていいたいです。これは決してありえないことではない、と。

読み終わって、というか読んでいる途中からボールを蹴りたくて、サッカーがしたくてたまらなくなる小説でした。とても面白かったです、さあ、サッカーをやりにいこう!