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万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』感想 かのこちゃんはうざかわいい!

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)

自分の子供時代を思い返してみると、もうほとんど覚えて無くて印象レベルになってしまうんですけど、すっごいバカですっごい何事にも真剣だった気がします。積極的なんだけどバカだから、やることなすこと辻褄があってなかったり感情的だったりして、ハタ迷惑な感じでした。でも、今大人になって周りを見てみると、けっこう子供ってみんな多かれ少なかれ似たようなものなんだなと思います。


本書はそんな子供独特の無邪気でちょっと滑稽な感じがよく再現されていて面白かったです。特に主役の小学一年生かのこちゃんはうざかわいくて素晴らしかったです。
本編の「赤毛のアン」のお茶会(ティーパーティー)を勘違いして日本の茶会風にやってしまうくだりは腹を抱えて笑いました。


そしてもう一人の主役、外国語を話す猫マドレーヌ夫人サイドの物語も、猫と犬が両方大好きな僕にとって、とても心地良いものでした。外国語と夫人、猫のマドレーヌを構成する要素の定義がとても素敵で、それだけで一気に物語に引き込まれました。


ラストは少し切ない感じでしたが、とても気持ちのいい愛おしいファンタジー作品だったと思いました。