前に読んだ『自由をつくる自在に生きる』などの森博嗣先生の新書がけっこう面白かったのと、タイトルに惹かれて読んでみました
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/02/17
- メディア: 新書
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まあ何が言いたいかというと、そういう事が気になるくらい、僕は意志通りに制御できない、いつまでも全てを知りうることのできない「自分」に(僕自身の「自分」にも他人が持つ「自分」にも)とても興味があったということです。
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「自分」と「楽しさ」は言葉としても実体としてもかなり近い性質にあることが理解できたはずだ。「楽しいことがない」と悩んでいる人は「自分」がない人と言い換えることができる。また「自分を探す」ことは「楽しさ」を見つけることとほとんど等しい
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上記は本文の引用ですが、これを読んで僕が感じていたそういうニュアンスの違い(「探す」か「調べる」どちらが是が非か)は些事なんだなと思い直しました。
森先生の「自分」と「楽しい」は似ているという結論付けは、論理的にはけっこうこじつけ感はありましたが、反論は特になかったし、そういう風に考えた方が幸せだなと思いました。
「自分」があった方が「他社」や「社会」とよりうまく、楽しく付き合える。そういう事を言っている本であり、そのためのヒントが書いてある本だなと思いました。
それはなんだかとても嬉しい結論で、読んで良かったです。