yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカーなでしこJAPAN アルガルベ杯 決勝 VSドイツ 感想

なでしこ(3−4)ドイツ  ドイツ勝ち

負けはしたが面白い試合だった。前半の悪い流れを後半はしっかり修正できていたし、粘りも見せた。悔しいけれど満足のいく試合でした。

前半はビルドアップ時から積極的にプレッシャーをかけてくるドイツに完全にペースを握られていた。宮間、阪口がそれによりまったく仕事をさせて貰えず、ボールが前に運べない状態が長く続いていた。結局ペースが掴めないままミスも絡んで2失点、これが痛かった。その後は攻撃にでないといけないこともあって積極的になったし、前三試合でスタメンを固定していたドイツが少しプレスを弱めたのもあり、徐々になでしこのペースになっていた。川澄のゴールは反撃の狼煙になった。


後半は選手の交代、ドイツの足が止まったのもあり完全になでしこのペースだった。前半あまりよくなかった選手も後半はしっかり修正できていた。宮間もサイドでプレッシャーが少ない状態でいいパスが供給できていた。同点に追いついた2点目、3点目もはしっかりと相手を崩したゴールで美しかった。
失点シーンはどちらも不用意だった。フィジカルでは相手の方が上だったので仕方のない部分はあるがちょと残念だった。


結果は紙一重。ワールドカップよりも負けはしたがいいゲーム内容だったので良かったです。


アルガルべ杯、過去最高順位2位、おめでとうなでしこJAPAN!


以下、各選手の評価です。


海堀(5.0)・・フィードに落ち着きがなく、飛び出しの判断も悪かった。失点以外のシーンにも危ないものが多く、今日は散々な出来だった。
岩清水(5.5)・・寄せが甘い部分はあり競り合いで負けるシーンがいつもに比べてかなりあった。
宇津木(5.5)・・前半はビルドアップできない、競り合いで負けるなど不安定だったが、後半は修正できて、落ち着きが取り戻せていた。
鮫島(5.0)・・裏を狙われてとられることが多く、攻めでもドリブル突破ができなかった。今日は良さが出なかった。
有吉(5.5)・・右サイド時は駄目だったが、後半左サイドになってから良く動けていた。PKを与えたプレーは不用意だった。
阪口(5.5)・・前半は最終ラインに吸収されてしまって良さがでなかった。後半は高い位置がとれていてなでしこの心臓らしい動きが出来ていた。
宮間(6.0)・・プレッシャーがかかる前半は動きづらそうだったが、前を向いてボールを持てば流石の出来だった。一点もののキラーパスは多かったが、難易度が高すぎて反応できるFWがいなかったのはちょっと残念だった。
大野(6.0)・・ビルドアップに参加していたがそれほど貢献できなかった。後半ワイドに展開できるようになってからは持ち味が出ていた。
川澄(6.5)・・反撃の狼煙となったゴールはキレイすぎて鳥肌たった。後半トップになってからは裏を狙う動きでドイツを攪乱できていた。
永里(6.5)・・ポストプレーに安定感があり、屈強なドイツDFにも根性で負けていなかった。終了間際の同点弾は素晴らしかった。
安藤(5.5)・・川澄への1アシスト以外は特に目立った活躍はできなかった。



交代選手

田中(6.5)・・中盤を激しく動きまわりビルドアップに貢献した。2点目のボールへの反応も早かった。
熊谷(6.0)・・ドイツのフィジカルに頼った攻めを体をはってしっかり防いでいた。安定感があった。
近賀(6.0)・・右サイドを攻めに守りに多くの場面で顔を出して走っていた。守備も安定していたし、一本海堀が抜かれたシーンも良くフォローした。
高瀬(ー)・・時間短く評価できずだが、その中で得点に絡んだのは素晴らしかった。
木龍(ー)・・時間短く評価できず。


佐々木(6.5)・・前半から後半に交代も含めてしっかりチームを立て直し修正できたのは流石の一言。監督ができることはやりきったが結果は惜しかった。