yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカーなでしこJAPAN アルガルべ杯2012 予選 VSデンマーク戦 感想

日本(2−0)デンマーク  日本勝ち

厳しい日程を考慮してか、初戦とメンバーの大半を入れ替えた布陣でスタート。オリンピックを見据えた大会でもあるし、この判断はは良いと思った。交代選手も普段と違う場所に配置されるなど、いろいろと試している意図が見て取れた。

そして強かった。前半は点がなかなか点が入らない展開も、序盤以外はしっかりとボールを支配していて、いつかは点がとれるだろうという予感があった。特に宮間はあらゆる場面に顔を出していて別格の動きだった。

後半は近賀が積極的に上がり、そこから多くチャンスが多く生まれていた。宮間→近賀→菅澤の先制点はとても綺麗な崩しで素晴らしかった。特に近賀のパスが見事だった。
多くのメンバーが後半は交代したが、それぞれがしっかりと役割をこなし、クオリティの高いプレイを維持していた。1点を追いかけてくる相手に対して、DF陣も相手のフィジカルに任せた攻撃をしっかり受け止め、危なげなく仕事をしていた。

どのメンバーが出てもしっかりとポゼッションサッカーができるという、なでしこの強さが表れた試合で面白かった。


以下、各選手の評価です。

福原(6.5)・・相手のロングシュートをしっかり防いでいたし、ミスから生まれた唯一の決定機も体を張って防いだ。コーチングの声もよく通っていた。
岩清水(6.0)・・体格に勝る相手に地上戦も空中戦も一歩も引けをとらず危なげない守備だった。
熊谷(6.0)・・危ない場面はほとんどなし。体を張って相手のフォワードにまったく仕事をさせなかった。
近賀(6.5)・・積極的な上がりで後半の攻めを牽引した。守備でも安定感があった。先制点アシストのパスは見事。
有吉(6.0)・・攻めでも守りでもフィジカルの強さを活かして目立っていた。ミスから相手に決定機を与えたのでちょっと点数辛め。
伊藤(5.5)・・ボールロストが多かった印象。ただ前半中盤以降は田中と共によくボールを動かせていた。
田中(6.5)・・90分間中盤の核としてボールをよく動かしていた。メンバーがめまぐるしく替わってもチームがまとまっていたのは彼女の働きなしには語れない。
宮間(6.5)・・3人くらいいるのではと思うくらい、左に右に上に下に顔を出していた。精度の高いパスで何度も決定機を作ってた。
京川(6.0)・・慣れないサイドMFの役割で最初とまどっていたものの、途中くらいから比較的自由に動けていた感じ。
高瀬(5.5)・・前線から積極的にボールを追いかけ守備では貢献するものの、攻め時はあまり効果的は働きできず。一本持ち味の積極的な突破があった。
菅澤(6.5)・・先制ゴールはいい飛び出しだった。ポストプレーなどはしっかりできていた印象。


交代選手

宇津木(5.5)・・本来とは違うボランチというポジションも無難にこなした印象。ただ連携ミスで不用意に取られる場面が2,3回あった。
木龍(5.0)・・交代で入るも途中交代させられるという無念。前への仕掛けのほとんどが相手のフィジカルに簡単に潰されていた。
川澄(6.0)・・独特の攻撃リズムで宮間がいなくなった後のなでしこの攻めに変化をつけていた。
永里(6.0)・・前線でしっかりボールを持てたのは相手のラストの攻撃を防ぐ手段になっていたと思う。
大野(6.5)・・短い出場時間もキーパーからボールを奪ってしっかりゴール。流石にもっている選手!


佐々木(7.0)・・怪我気味な主力を休ませ、選手のテストをしながらしっかりと本番に勝つというプラン通りの内容。文句の付け所がない。