yukiakiの日記

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森博嗣『小説家という職業』感想 趣味で小説を書く僕には役にたつことはほとんどなかったけど、一つとても心を動かされた

「まなめはうす」さんで絶対読んだ方がいいと紹介された『自由をつくる、自在に生きる』を読みたくて図書館に行った際、貸し出し中だったので代わりに借りた本。森博嗣先生の作品ではS&Mシリーズなどミステリー作品は何冊か読みましたが、エッセイは初体験でした。

小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

「小説の書き方本」というより森博嗣先生による「小説家の心得」方についての本でした。
森博嗣先生はビジネスとして小説を書く人であり、1日2時間、2週間で1冊の長編ミステリ小説が書ける化け物のような人なので、個々のエピソードはどれも面白く読ませて頂きましたが、趣味で小説を書く、ワープロの前でうんうん呻いてとても時間がかかる僕のような人間には参考になるものは正直少なかったです(実際本の最初の方でそういう人は読むだけ無駄と書いてあります。でも読んでしまうのは読書好きのMなところです)。

でも、ひとつ、とても印象に残りこの本を読んで良かったと思うことがありました。

それは森博嗣先生の創作スタイルで「タイトルを決めてから話を書く」という点です。

僕だけじゃなかったんだ!!

僕も小説を書く際はタイトルを一番最初に決めます。何故ならタイトルが決まらないと作品全体を統一する串とか芯みたいなものが通った気がしないのです。文章はタイトルから想起される印象に矛盾していないか常に意識して書きます。この感覚は厳密には森博嗣先生とは異なるものでしょうが、似たような考え方の人がいてくれたのは本当に嬉しかったです。「小説の書き方に決まりはない」と分かっていても周りに賛同してくれる人がいないとやはり不安なものなので。