yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

サッカー日本代表 親善試合 VSベトナム戦 感想

日本(1-0)ベトナム 日本勝ち

正直ザッケローニ体制になってからでもっとも内容が悪くつまらない試合だった。
本田、遠藤の不在により、システムや人を変えてどこまでできるかが注目されたが、前半の3−4−3、後半の4−2−3−1、どちらも圧倒的格下ベトナム相手にお世辞にも機能していたとは言えなかった。特に後半は完全に互角の競り合いで、こっちが格上ということすら感じられない酷い有様だった。
ベトナムはテクニックはないがモチベーションが高く思い切りがいいし、鍛えられていた。
それでも地力は圧倒的に勝っていただけにどうしてこんなグダグダになってしまったのか・・・


遠藤の横への展開や緩急、本田のキープ力とゴールに向かう気持ち、これらが改めて重要だなと感じられたとともに、それに変わる個性や色を代わりの選手が発揮して欲しかった。新選手のシステムの不慣れや連携不足など課題が多く見つかったが、何とか来週のタジキスタン戦までに少しでも修正して臨んで欲しい。


以下、各選手の評価です。


スタメン

西川(6.0)・・フィードにちょっと危なっかしい場面はあったものの、決定機を2度防ぐなど守備は安定していた。本日一番輝いていたかもしれない。
今野(5.5)・・後半立ち上がりに一対一で振り切られたのはCBとしてはあってはいけない油断。それ以外はまあ及第点。急なSBもそつなくこなした。
伊野波(6.0)・・ミスらしいミスもなくパスも良く通っていた。しかし出番が少なくてあんまり印象が残っていない・・・
槙野(5.0)・・最終ラインでドリブルしようとしてあわやとられそうになったり、ポジションが中途半端で寄せきれなかったり、試合に出ていない故の荒が随所に出てしまっていた気がする。おまけに最後は怪我で途中交代。正直良いところがなかった・・・
駒野(5.5)・・前半は慣れないSHに少し戸惑い気味だったのか上がるタイミングがあってなかった。それをひきずってか最後までどこか体が重そうだった。
長友(6.0)・・フィジカルではベトナムを圧倒していた。しかし攻めの引き出しが少ないせいか、孤立している場面が多々あった
長谷部(6.0)・・積極的に上がって攻めを牽引していた。ただ疲れのためかいつもよりイージーミスが多かった。
細貝(5.5)・・終始良く動いていてチームに貢献していたが、攻撃時にはボールを無意味に下げる事が多く、攻めの流れを作れなかった。
藤本(6.0)・・先制点に繋がる一発で相手を抜く動きとセンターリングは見事だった。コーナーキックでもっとバリエーションが欲しかった。
香川(5.5)・・単独でしかけてとられたり、決定的な場面でトラップできなかったり今日はいいところほとんどなし。まあこんな日もあるだろうが、本田や岡崎がいないからこそ彼にはしっかりしてもらいたかった。
李 (6.5)・・先制ゴールは落ち着いてよく決めた。後ろからのフォローが少ない中でよく動いていたと思うが、全てを求められるワントップというポジションにおいては少々迫力不足だった。


交代選手

栗原(6.0)・・大きく危ない場面はなかった。代表という立場の独特な試合勘は戻ったかな?
阿部(5.0)・・ボランチとして何もできていなかった。最終ライン近くでで(相手のシュミレーションとはいえ)ファールを不用意に与えてしまったのもマイナス。
中村憲(5.5)・・スルーパスで何度も仕掛けようとしていた点は評価。しかし決定機を作れる決定的なものはオフサイドなどもありほとんど出せず。
原口(5.5)・・スピードの乗れたドリブルおよそ2回以外の仕掛けはほとんど意味のないとれれるだけの仕掛け。積極性は買うが、もっと引き出しが欲しい。
吉田(6.0)・・槙野の怪我で急遽出場にもかかわらず安定していた。精神的な成長を感じた。


ザック(5.0)・・狙いが当たらず終始イライラしていたのは画面ごしでも良く伝わってきた。こういうチームが良くない雰囲気で粘れるかどうかが監督の真価。頑張ってくれ!