yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

映画『英国王のスピーチ』感想

映画1000円dayの月曜昼に鑑賞。 観客は50人程度。 年齢層はわりと高めだった。


 9点(10点満点中)


アルバート王子(ジョージ六世)頑張れ!」
映画のラスト、第2次世界大戦勃発のため国民に一致団結を求めるスピーチに臨む英国王を、まるで一人の友人のように応援していました。歴史的に考えても、映画敵に考えても、その演説が失敗することなどありえないのですが、それでもスピーチの間中は手に汗握って見ていました。
こんな気持ちになったのは主役の英国王アルバート王子がとてもイイ奴だと思ったからです。
吃音症でかんしゃく持ちで弱気で、王としては非常に頼りないおっさんですが、彼は決して悪い奴ではなく、常に自分が皇太子として、そして後に王として至らないことを自覚し、それでもなんとかしようと考えて、努力しようとしている優しく忍耐強い、熱い男だということが映画からしっかりと伝わってきたからです。
そんな男の一世一代の舞台を応援しないわけがない!


ある意味ではアルバート王子の吃音症の治療を受け持ち、映画の中で彼の良き友人となったローグのような視点で見ていた映画でした。


「友がいるから頑張れる!」そんな感情が心の底から溢れてくるようないい映画でした。