yukiakiの日記

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映画『ソーシャルネットワーク』感想

平日の昼間に鑑賞。公開して暫くたっているので観客も10人程度。みんな20〜30代くらいだった。

9点

非常に面白かった。事実を元にした作品であるが故に映画としては完成しきれていないが(えっ、こんなとこで終わるの?という尻切れトンボ感が凄かった)、現在進行形で世界を変えている「フェイスブック」のゼロストーリーであるという素材の素晴らしさと、共同創始者である天才ザッカー・バーグと凡人サべリン、「同じフェイスブックという夢を見た天才と凡人の袂を別つドラマ」としての完成度の高さで最後まで一切飽きずに楽しめた。傑作。

自分は主役として描かれる天才ザッカー・バーグよりも、ずーと凡人サべリン(とは言っても彼もハーバード大学だけど)の方に感情移入して見てしまった。
友人として資金を提供しつつ安定して経営を目指してスポンサーや広告主を探すが、「フェイスブック」は完全に彼の思惑を超えたレベルで急成長していって、彼の足を棒にして得たささやかな結果など既にフェイスブックには無用の長物になっているという現実。ザッカー・バーグに「君もカリフォルニアに来ないと置いてかれるぞ」と言われながらもNYをハーバード大学を離れられない男。いくら努力しても「フェイスブック」に何の利益ももたらせない名ばかりの最高顧問。何という悲劇。彼は悪い奴ではなかった。ただ「能力がない」だけなのだ。それが成長する「フェイスブック」には何よりも悪いことだったわけだが。

この映画で「フェイスブック」及び、「ザッカー・バーグ」に興味が湧いたので今度話題の『フェイスブック若き天才の野望』という本を買って読もうと思いました。