yukiakiの日記

映画とサッカーと漫画と猫が好きな男の生存確認ブログ 週刊少年ジャンプの全漫画の感想を書いて14年目

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』感想

映画1000円デイだったので映画館に行った後、ラインナップを見て視聴を決定。そういえば今日は公開初日だった。
平日昼間にも関わらず、200人くらい人がいた。木村拓哉効果なのか原作ヤマトの力なのかは不明だが注目度は高いようだ。

原作は『宇宙戦艦ヤマト』好きも友達にいるのでよく知っている。再放送を見てたし、劇場版も全部ではないにしても4作品くらいはビデオで見ている。

6点

予想以上に素晴らしい出来の実写リメイク作品だった。古代進や森雪、デスラーといった主要人物の性格や役割は変わっているものの、木村拓哉黒木メイサといった役者自身のイメージにあっているので違和感は薄いし、テレビシリーズの長いシナリオを初心者にも分かり易く再構成しているので物語に入りやすいし、VFXは『日本が初めて世界に挑むSFエンターテインメント』という宣伝文句に偽りなしという出来栄えでした。それでいて根底にある「ヤマトらしさ」みたいな物はまったく失われておらず、往年のファンから新規のお客さんまで十分に楽しめるものに仕上がっていたと思います。

では、何で自分の評価がこんなに低いかというと、これは自分自身でも意外なのですが、もっとも大事な「ヤマトらしさ」が今の自分には合っていなかったということです。「特攻でお涙ちょうだいはもういいよ!」みたいな感情が思ったより強くなっていました。絶体絶命の場面で延々と「俺にかまわず行けー」「でも・・・」「お前がいなくなったら〜」とか、「あなたのいない世界は嫌」「俺もそうだけどこれがヤマトの〜」という芝居を見せられるのが思ったよりも苦痛でした。「そんなことしてたら手遅れになるだろ・・・」と無意識に突っ込んでいましたし。

年と共に自分の好みの味も変わったんだなあと感じました。